婚約指輪選びの教科書

Choice of engagement ring

Choice of engagement ring

ダイヤモンドのカット

婚約指輪には決まりやルールがありません。
それ故にカップルによっては婚約指輪は贈らないという人もいます。
実際の割合としては大体30パーセント程度は指輪のプレゼントはしていません。

しかし、ひとつの記念としてエンゲージリングを贈る習慣は素晴らしいものです。
一生大切に出来る宝ものと言っても過言ではないでしょう。

そして昔からエンゲージリングにはダイヤモンドをセットするのが定番です。
最近では誕生石をセットすることも増えてきてはいますが、
やはり、購入者の約90パーセントはダイヤモンドを選んでいるようです。

ここでは、そんなダイヤモンドのカットについて解説しています。

ラウンドブリリアンカット

4Cというダイヤを評価する基準値に対応している唯一の技法です。
なおかつもっとも人気がある定番中の定番タイプといっても良いでしょう。

58つの面を持った58面体でダイヤモンドにもっとも適したカット方法とも言われています。
これは科学的な側面からダイヤの持っている光に対する反射特性を考慮した上で考案された、
という背景からも裏付けられています。

上から入ってきたすべての光が内部で反射され、最終的には再び上へと戻っていきます。
そのため非常に美しく光り、現在に至るまでに高い評価を得ています。

考案者は宝石職人でありながら数学者であるベルギーのマルセル・トルコフスキーです。
この人物はダイヤ業界において名門と名高いトルコフスキーの一員で、
中・近世において発明されつつあった原案をもとに仕上げたとされています。

ちなみに別名は「アイデアルカット」といいます。
アイデアルとは理想という意味であり、ラウンドブリリアンカットの高い完成度を意味しています。

その他の個性的なカット

【ペアーシェイプ】
語源であるペアーとは洋ナシの意味です。
その意味のとおり洋ナシにそっくりな形をしており、ペンダントやネックレスに似合うとされます。
涙のような形にも見えるということから「ティアドロップ」という別名も持っています。

【オーバルシェイプ】
オーバルとはラテン語で卵を意味する言葉です。
その名の通り、楕円形の形をしているデザインで大きさが強調される形です。
ラウンドブリリアンカットよりも存在感があるため、用途は慎重に選びましょう。
宝石類には多く使われるシェイプです。

【マーキースシェイプ】
これも実際の大きさと比べるとダイヤそのものが大きく見えるというタイプで、
細長い形状から船に例えられることも多いようです。
侯爵夫人というフランス語を語源としていることからもうかがえるように、
非常に繊細で上品な雰囲気を持っています。